トラフィックをキャプチャしてリアルタイムにグラフ化するアプライアンスの検証をすることに。グラフは指定した宛先ポートごとに描画されます。
検証のために必要なのは任意の宛先ポートに対する制御可能なトラフィックを作って検証機に流しこむこと。
こういう検証環境を構築してみました。
配線が面倒な事情があるので構成はシンプルに。
手順はちょっと面倒。
1.サーバのテキトウなポートをapacheでまちうける
2.サーバからスイッチにtelnetログイン
3.スイッチからtelnetつかって1.であけたサーバのポートに接続、HTTPでファイルをGET
2、3についてはスクリプトで自動化します。
以下に具体的な手順を。ポートは80番と110番をあけることにします。
(config)#monitor session 1 source interface gi0/1
(config)#monitor session 1 destination interface gi0/2
サーバのapacheで80番と110番を同時にあける。
# vi httpd.conf
Listen 80
Listen 110
# apachectl restart
テキトウなサイズのファイルをhttpでとれる場所に置く。
# perl -e 'print "a" x 1024' > /var/www/html/1k_file
ciscoスイッチにtelnetしてそこからhttpでファイルをゲットするスクリプトを書く。
まずはモジュールインストール。
# perl -MCPAN -e 'install Net::Telnet::Cisco'
でスクリプトはこんな感じ。
use Net::Telnet::Cisco; ($sw, $swPass, $sv, $file) = qw(sw01 cisco 192.168.0.10 1k_file); $port = $ARGV[0]; $session = Net::Telnet::Cisco->new(Host => $sw); $session->login(Password => $swPass); print $session->cmd("telnet $sv $port\nGET /$file HTTP/1.0\n\n"); $session->close;
毎秒80番ポートから2回、110番から1回、ファイルをGETするには例えばこう。
# while :;do (for i in 80 80 110;do perl http1kget.pl $i;done &);sleep 1;done
でtcpdumpやmrtgと見比べながらグラフがちゃんと書かれてるか確認。
実際はいろいろ制御情報がつくので1kのファイルをGETするのにだいたい1300バイトのトラフィックが発生してました。
今回のやりかただと余計なtelnetトラフィックが混ざるので総通信量が計算できなくて不便でした。スイッチ側でミラーするトラフィックを絞りこめないんだろうか。
というか、サーバ側で内部トラフィックを発生させてそれをミラーするよう設定したり、IPアドレスやPORT番号を任意に設定したトラフィックを発生したり、ということができればスイッチがなくてもいいはずなんだけど。